下妙典獅子頭、春日神社祭礼で渡御

(2006年10月16日)

写真: 春日神社まえで雌雄の獅子を対面3年にいちどの春日神社(妙典3丁目)の祭礼が、10月15日(日)、晴れわたった秋空のもと執りおこなわれました。山車(だし)とこども御輿(みこし)に先導されて練りあるくのは、伝統ある雌雄一対の「下妙典獅子頭(しもみょうでんししがしら)」。前回(2003年)から渡御(とぎょ)の道すじにサティまえの妙典中央通りが加えられ、ことしはさらに妙典駅まえのロータリーと駅の改札口まで獅子が“遠征”。買いもの客など多くのひとが足をとめて祭りの雰囲気をたのしんでいました。

関東唯一の担げる獅子
ことしは妙典駅まえまで遠征

春日神社の境内におかれた下妙典獅子頭の説明パネルによると、制作年月は安政年間(1854〜1859年)、製造作者は後藤直光。安政3(1856)年の大津波により記録が消失したため、正確な制作年は不明とされています。

また、志村一雄氏談として、つぎの解説が紹介されています。「五穀豊穣を祈願して制作以後、毎年十月十五日に秋祭りにて披露される。第二次世界大戦時に一旦中止されるも、終戦後再び祭礼が催されるようになり、現在は三年に一度披露される。」

お祭りに御輿ではなく獅子頭を担ぐのはめずらしく、パネルによれば「関東で唯一の担げる獅子」とのこと。頭のてっぺんがとがっているほうがオスで、まるいのがメスとされています。

写真: 妙典3丁目を練りあるく下妙典獅子頭

参考: 
妙典三丁目 春日神社祭礼 お神輿(2006年10月15日(日)午後二時頃 SATY前、中央通り)」(『市川妙典』にある「妙典の散歩」のページより)
下妙典(妙典三丁目)春日神社の祭礼(大祭)」(『行徳雑学館』より)
妙典三丁目自治会のホームページ

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