(2004年7月)
妙典周辺にあるいくつかの神社では、本格的な夏の到来をまえにお祭りが挙行されます。数年にいちどしか開催されない大祭もありますが、年中行事のお祭りにまちが沸くのはよき伝統といえるでしょう。また、こうした風物詩をしっかり取材して記録にとどめるサイトがあることは、伝統をうけついだ現代的な展開といえるのかもしれません。
以下、ことしひらかれたお祭りとそのレポートを紹介します。
6月18日(金)から20日(日)までの3日間、4年にいちどの「浦安三社祭」がおこなわれました。浦安市内にある、堀江の清瀧神社、猫実の豊受神社、当代島の稲荷神社の“三社”によるお祭りで、100基を超すともいわれる神輿(みこし)や山車(だし)が東西線・浦安駅の周辺一帯を練りあるく大盛況。遠方から、みこしの担ぎ手のほか観光客も多くおとずれるといいます。
まいとし6月30日挙行だった湊の水神宮の祭礼は、6月の最終土曜日に日程をうつすことになり、ことしは6月26日(土)におこなわれました。江戸川の堤防ぞいには多くの露店が出てにぎわい、水難事故防止を祈願するお祓いにいつも長い行列ができるといいます。
7月14日(水)には、湊新田の胡禄神社でまいとし恒例の祭礼がおこなわれました。参拝者には「笹だんご」がふるまわれることもあり、こちらも例年長い行列となるそうです。行徳駅前公園からつづくの露店の列が、祭りの雰囲気をおおいに盛りあげます。
7月18日(日)、妙典の小宮山公園(妙典5丁目)で地元自治会による夏祭りが開催されました。お社(やしろ)もおみこしもない、新興住宅地ならではの家族向け“縁日”といえますが、こどもたちの良いおもいでとなることでしょう。
まいとし7月中旬に開催される「江戸川・水フェスタ」も、夏のおとずれを告げるあたらしい“お祭り”のひとつです。ことしも、7月17日(土)に「Eボートレース」のほか多彩なアトラクションがおこなわれ、水辺で童心にかえった多くの参加者の歓声がひびきました。
「第5回江戸川・水フェスタ in いちかわ、『花クラブみょうでん』Eボートレース“惜敗”レポート」 (『妙典ニュース』2004年7月トピックス)
暑い夏が過ぎ去ったあと、10月は「神輿月」ともいわれる秋祭りの季節です。昨年は、河原の春日神社で3年にいちどの大祭が挙行されました。ことしは、10月9〜10日に香取・欠真間・湊新田・湊の「四ヶ町祭り」(香取神社、3年に1回)、10〜11日に「相之川祭り」(日枝神社、3年に1回)、14〜15日に本行徳1〜4丁目と本塩の「五ヶ町祭り」(豊受神社、3年に1回)と「新井祭り」(熊野神社、4年に1回)が予定されています。
追記:
「祭りへ向けて[2004.9.11]」(『行徳雑学館』より)のレポートによると、ことしの五ヶ町祭り・四ヶ町祭り・相之川祭り・新井祭りはすべて、10月9日(土)・10日(日)の両日にかけて挙行されることになったようです。(2004/9/26)