(2006年2月13日)
Webサイトによるウイルスメール配信に関する報告 (画像をクリックするとそのページにジャンプします) |
市川市のメールマガジン購読者対し、市川市を装ったウイルスメールが誤配信されました。市川市の発表によると、この誤配信による個人情報の漏洩(ろうえい)はなかったとのこと。この影響で、週刊のメールマガジンが1号欠号となりました。
ウイルスメールが誤配信されたのは、市川市が週刊で配信しているメールマガジン「いちかわ夢マガジン」の購読者1449人。2月3日(金)午前0時過ぎに、「Re:
Hi」「Re: Thanks!」「Re:Re:Re: Your Document」の3種類の件名によるウイルスメールが配信され、このうち「Re:
Hi」と題したメールの送信者は「mailinglist@city.ichikawa.chiba.jp」となっていました。
市の調査によると、まず個人が所有するパソコンがウイルスに感染し、このパソコン内に記録されているメールアドレスに対してウイルス自身をコピーしたメールを配信。このウイルス付きメールが、直接あるいは間接にメルマガの配信を委託している日本気象協会の配信システム宛てに送られたとみられ、さらにシステムの設定不備が原因で登録購読者宛てに誤配信を許してしまったもようです。
今回メールに添付されたのは「W32/Netsky.D」(ネットスカイ・ディ)と呼ばれるもので、2004年ごろから流行している比較的旧型のウイルス。このため、インターネットプロバイダーのウイルスチェックやパソコンのウイルス対策ソフトで駆除できることが不幸中の幸いといえます。市川市の発表では、このウイルスに感染したとの被害報告はなく、誤配信による個人情報やメールアドレスの漏洩もなかったとしています。
市川市では、2月3日午後、メールマガジン購読者からの連絡や苦情が入りはじめたことをうけてメール配信システムの稼動を停止。原因を調査するとともに、同日午後9時45分、購読者に宛てて注意をうながす電子メール「市川市を装ったメールウイルスにご注意ください!」を送信しました。同日発行予定だった「いちかわ夢マガジン」は配信を中止し、7日(火)にはふたたび購読者宛てに調査報告「市川市を装ったメールによるウイルス配信について」を送信。おなじ内容は、翌8日(水)に、市川市のホームページなどで公表されました。メールマガジンは、1号が欠号となっただけで、2月10日号から発行が再開されています。
参考:
電子メール「市川市を装ったメールウイルスにご注意ください!」全文
電子メール「市川市を装ったメールによるウイルス配信について」全文
市川市メールマガジン「いちかわ夢マガジン」 No.233(2006年2月10日号)
関連ニュース:
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