(2005年5月9日)
昨年4月1日に市川市「市民マナー条例」が施行されてから約1年が経過。路上禁煙とポイ捨て禁止ではある程度の効果がみられるものの、イヌのフン放置禁止のほうはまだまだのようです。市川市では、要望に応じて“フン放置禁止”の路面シートを無料で設置し、マナーの悪い飼いぬしにルール遵守を呼びかけています。
妙典公園(妙典6丁目)に隣接する大規模マンション「ガーデナヴィル市川妙典」(261戸)では、居住者によるペットの会と自治会がマンション内でのペット飼育マナーの向上にとり組んでいます。しかし、敷地内の植栽部などにイヌのフンを放置するのは、妙典公園周辺に散歩にきた非居住者が多いとおもわれることから、市・防犯対策課に相談し路面シートの設置を依頼しました。
路面シートの設置場所は、ふだんからマンション周辺の歩道でフンの放置がめだつ9か所を選定。市の対応は早く、依頼から1週間程度で路上貼付が実施されています。設置後の約1か月、4月中の結果をみるかぎり「放置がすこし減ったように感じる」(ガーデナ管理室)とのこと。
防犯対策課・マナー条例推進担当(電話320-1333直通)によると、「路面シートの要望は、自治会にかぎらず個人でも応じる。むしろ、ウチのまえが散歩みちになっていて困るといった個人からのリクエストのほうが多い。直通番号にいつでも電話してほしい」とのこと。
市民マナー条例では、路上禁煙地区での喫煙や、空きカン・吸い殻などのポイ捨てと同様、イヌのフンを公共の場所に放置することは市内全域を対象として「禁止行為」とされています。路面シートによりフン放置が完全になくなるわけではありませんが、マナーからルールに変わったことを周知するための手段として活用していく必要がありそうです。
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