(2004年7月12日)
総務省が7月6日に公表した、「情報通信白書」によると、日本国内におけるブロードバンドサービスは、世界でもっとも低廉かつ高速になりました。
プロードバンド契約数も約1500万件におよび、白書では「日本のブロードバンドインフラは世界最高水準に達した」と宣言しています。
平成16年「情報通信に関する現状報告」(情報通信白書)では、ブロードバンド(高速大容量)によるインターネット接続サービスや携帯電話などによるモバイル(移動)通信の進展をうけて、「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」ネットワークに接続され情報の自在なやりとりができる「ユビキタスネットワーク」が実現に向かいつつあるとしています(白書の全文と要約は情報通信白書のホームページから閲覧・ダウンロードが可能)。
おなじく総務省が7月12日に発表した「DSLサービス提供数(6月末現在の速報値)」によると、DSL(デジタル加入者線)回線数は1200万回線を突破しました。ソフトバンクBB(SBB)の「Yahoo! BB」と、NTT東日本・西日本の「フレッツ・ADSL」が、ADSLによるブロードバンド普及の牽引役となっている図式に変化はないようです。
一方、光ファイバー回線をつかったインターネット接続の低料金化がすすみ、サービスによってはADSLよりも高速で低料金となる逆転現象もおきています。有線ブロードの光接続サービス「BROAD-GATE01」は、とくにマンションなど集合住宅向けに低料金プランを設定するなど、光回線とADSLの顧客争奪戦がすすみそうです。
参考:
総務省のホームページ
関連ニュース:
ブロードバンド・インターネットの加入数、全国で1000万件を突破!(2003年6月30日)