(2004年5月31日)
最近各地で開設がすすむドッグラン (「ふなばしアンデルセン公園」のホームページより) |
妙典公園に隣接するマンション「ガーデナヴィル市川妙典」(妙典6丁目)で、居住者による「ペットの会」(仮称)の設立準備委員会が立ちあがりました。
マンション内でペットに関する苦情が断続的に出されていることから、マンションの管理組合と自治会が5月23日に開催したそれぞれの定例総会で、共同でペット問題に取りくむことを議決。飼いぬしの親睦や情報共有などのほか、妙典公園でのペットマナー向上も視野にいれて、今後の方針と活動内容について検討する予定です。
マンション人口の増加とともに、敷地や共用部での糞尿の放置、鳴き声、臭いなどペットに関するトラブルは、社会的な問題となりつつあります。ただし、トラブルを未然にふせぐため「ペット不可」とする集合住宅が多い一方で、ペットの適正飼養を浸透させ幸せな共生を図ろうとする潮流も全国的に広がっています。
トラブルの原因として多いのは、日々の散歩がかかせないイヌの飼育。とくに、マンションの室内で飼うばあいは運動不足になりがちです。住宅の85%がマンションともいわれる浦安市では、2003年12月に「浦安犬の会」が中心となり5年にわたってつづけてきた陳情が実り、浦安市運動公園となりに「浦安ドッグラン」がオープンしました。ただし、利用は浦安市に登録しているイヌとその飼いぬしにかぎられます。
妙典公園(妙典6丁目)では、ノーリードでイヌに運動させる飼いぬしが目だつようです。周辺では放し飼いのイヌにかまれたという被害もあり、ノーリードを注意したら逆に飼いぬしからなぐられたという事件もおきています。公園を管理する市・公園緑地課では、こうした状況は把握しているものの、「妙典公園のマナーの悪さは有名なもので・・・」と対応にはおよび腰。「ペットの会」のような取りくみは、いちマンション内にとどまらず、もう少し広がりをもつ必要がありそうです。