ブロードバンド・インターネットの加入数
全国で1000万件を突破!

(2003年6月30日)

グラフはブロードバンド加入数の推移(クリックするとPDFファイルが開きます)
出典: 総務省「FTTH・DSL・ケーブルインターネット加入数の推移」(平成15年5月末現在)

総務省の発表によると、ことし5月末時点において、ADSLやCATVなどによるブロードバンド・インターネットの加入数の合計が、はじめて1000万件の大台を突破しました。

6月27日の発表資料では、全国の加入数合計は前年同期比2.3倍の約1048万8000件に増加し、平成12年国勢調査による世帯数(約4706万世帯)をもとに試算した世帯普及率は22.3%となっています。

ADSLは月40万件増のペース
CATVとFTTHも毎月5万件増

ブロードバンド(高速大容量)通信サービスの加入内訳をみると、ADSL(非対称デジタル加入者線)を中心とする「DSL」(「デジタル加入者線」の総称)が790万7437件で約75%。次いで、CATVによる「ケーブル・インターネット」が218万3000件で約21%、光ファイバーケーブルによる「FTTH」が39万8336件で約4%となっています。

DSLは毎月40万件から多い月には50万件のペースで急増しています。月額固定で3000円前後まで値下がりしてきた低料金に加え、ソフトバンクグループとNTT東日本の無料キャンペーン合戦などが起爆剤となって、いまや国内におけるブロードバンド・サービスの主流になったいえるでしょう。

ADSLサービスの利用は、基地局からの電話線の長さが7Km程度までの区域にかぎられ、実際の通信速度は回線の距離や質に大きく影響されます。また、妙典周辺は加入者回線に光ファイバーが敷設されている「光収容」地域が多く、ADSLの利用にいちぶ制限があるため、事前によく確認をしてからサービスを導入する必要があるでしょう。

一方、これまで月3万から4万件で推移してきたFTTHの増加数は、5月に入って月5万件を超えています。100Mbps(メガビット)級の高速接続は大きな魅力で、NTTグループや電力系通信会社の割り引きサービスなどが普及をあと押ししているようです。

ADSLの急速な低料金化に押されて契約が伸びなやんでいるCATVも、全国的には月5万から6万件の増加がつづいています。これには、通信速度が安定していて地域によるバラつきも少ない特性に加え、ADSLより高速な30Mbps級のコースをFTTHより割安な価格で提供する新サービスなどが寄与しているようです。

参考: 総務省のホームページ
     ブロードバンド情報サイト「RBB TODAY」

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