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妙典小学校入り口の交差点で信号機稼動

(2003年1月31日)

写真は信号をわたって登校する妙典小の児童サンクス「妙典駅北口店」(妙典2丁目)まえの交差点に信号が設置され、1月24日から稼動が始まりました。妙典小学校の入り口となるこの交差点では、通行量の増加につれて事故が多発しており、信号機への要望が強まっていました。毎朝の通学時に交通整理をおこなっているPTAのパトロール要員からは、「信号ができてから、(児童の誘導が)かなり楽になった」と歓迎の声があがっています。

強い地元の要望
補正予算が追い風に

信号が設置された妙典1丁目から6丁目にわたる直線道路は、バイパスから国道357号への抜けみちとして近年通行量が増えただけでなく、信号がないため多くの車両がスピードを出しがちでした。とくに、東西線ガードしたの交差点付近は、路上駐車などで見とおしが悪いことが多く、事故が頻繁におきています。妙典駅方面からの一方通行を出てくる車両との衝突事故のほか、最近はこどもの人身事故も数件発生しており、昨年1年間に確認できただけで10件の人身や車対車の事故がありました。

信号機の設置は千葉県警察の管轄で、妙典をふくむ行徳地区は行徳警察署が窓口となります。警察に対する信号設置の要望は各地から多くよせられるものの、県警予算にはかぎりがあり、むしろ削減傾向にありました。また、予算配分の優先順位は全県レベルでかんがえた危険度の判断によるため、予算化が実現するのは市川市内全域でみても年に数件というのが実情でした。

ところが、千葉県内では交通事故による死亡者数が増加しており、2000年中は390人、2001年中にも379人で2年つづけて全国ワースト3位。このため今年度、多発する事故対策として補正予算が組まれたのです。行徳署管内では、優先順位の高い5件に予算がつき、年度内に信号が設置されることになりました(うち1件は上記妙典2丁目。ほかに妙典1丁目、同6丁目、行徳駅前2丁目、南行徳2丁目)。

サンクスまえ交差点は、妙典小学童の通学路となることもあり、市教育長から信号設置の要望書が出されていました。また、道路に隣接するガーデナヴィル市川妙典自治会からも、周辺交差点の横断歩道・信号・安全灯完備の要望書があり、市川市ではこの2件の要望書と併せて、市長名による要望書を2001年3月に行徳警察署へ提出しています。市では、信号の設置終了後、交差点に安全灯を設置する予定とのことです(市・道路安全課)。

参考: Police Net Chiba(千葉県警察ホームページ)


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