(2003年1月24日)
ヴィラージェ IT(妙典6丁目)1階で営業していたローソン「市川妙典六丁目店」が閉店しました。ことしに入ってから店頭に突然告知された閉店のおしらせに、利用客からはとまどいや閉店を惜しむ声もあがりましたが、営業は1月16日をもって終了。店舗まえ設置されていた郵便ポストも、閉店の翌週には撤去されました。
2000年1月の妙典駅開業と前後して、駅周辺の新興住宅地には、サンクス、エーエム・ピーエム、セブンイレブン、それにローソンなどコンビニの新規出店があい次ぎました。しかし、江戸川放水路に隣接してもともと商圏が狭いうえ、サティやM'av(マーヴ)グルメディアなどのスーパーマーケットが営業時間を夜間延長したり、24時間営業のBig-Aが開業するなど、深夜営業を売りとするコンビニの経営環境はきびしくなっています。
ローソンが全国の店舗に設置するキオスク端末「Loppi」(ロッピー)は、チケットやグッズの販売が好調で、競合との差別化に貢献しています。とくに、スタジオジブリと提携して開始した「三鷹の森ジブリ美術館」のチケット販売や、大ヒットした映画『千と千尋の神隠し』のチケットとグッズ販売の成功が呼び水となり、コンテンツがさらに充実する好循環がおきているようです。今後、こうしたサービスを利用できるもよりのローソンは、「市川妙典店」(妙典3丁目)「市川末広二丁目店」「行徳駅前三丁目店」などとなります。
ローソン「市川妙典六丁目店」の店舗まえには、2001年10月に郵便ポストが設置され、周辺の住民からはよろこばれていました。ローソン・東京本社によると、加盟店のオーナーに対しては「管轄の郵便局にポスト設置を働きかけるよう推奨している。ただし、設置基準を満たせずに却下されるばあいも多い」とのこと。
行徳郵便局によれば、このポストは「ローソンの敷地提供があったから設置できた」もので、今回の撤去はやむを得ないようです。周辺での再設置については未定ですが、コンビニのまえは明るいので防犯効果が高く、人通りも多いので、設置場所としては最適だったのこと。また、「周辺の人口・世帯数や既存ポストからの距離などを総合的に判断して決めることなので、要望があったからといってかならずポストを設置できるとはかぎらない」と説明しています。
参考: 「ローソン店舗マップ」