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行徳警察署管内での刑法犯
昨年度を上まわるペースで増加

(2002年12月20日)

今年度、行徳地区で確認された刑法犯の認知件数は、10月までに4200件を超え、はじめて5000件を突破した前年度を上まわるペースで増加しています。行徳地区の防犯指導員が招集される「防犯会議」で、行徳警察署は犯罪増加の現状を公表し、より一層の注意と防犯への協力を呼びかけました。

件数増のワーストスリーは
車上荒らし、侵入犯、ひったくり

市川市行徳防犯協会が主催する「平成14年度防犯会議」(12月9日、行徳公民館)でおこなわれた、行徳警察・生活安全課の「防犯講演」によると、管内の刑法犯の総数(認知件数)は、2002年10月末現在で4251件。うち侵入犯644件、車上荒らし667件、部品盗221件(車のタイヤや自転車の部品など)となっています。

ひったくりは270件で、最近発生が目だって増加しています。行徳地区は、今井橋をわたって県警管外の都内へ逃げやすい、暗い夜道が多い、自転車による女性買いもの客が多い、半数のコンビニが夜間利用可能なATMを設置、などの点で“格好のひったくり地域”となっているとのこと。

ひったくりは年齢を問わず女性狙い
空き巣はマンションの3階・4階に集中

ひったくりを統計的に見ると、被害者は年齢を問わず圧倒的に女性で(男性被害者は今年度1件だけ)、多発時間帯は、午後4時〜6時と深夜10時〜2時。バイクや自転車による少年犯が多く、自転車のまえカゴや、歩道の道路がわ歩行者が狙われやすいそうです。

マンション狙いの空き巣も多く、階下から見えにくく、逃げるのに適当な3階・4階に被害が集中しているとのこと。また、1階はほとんどがガラスやぶりで侵入されているそうなので、カギを二重にするなどの注意が必要です。

犯罪の増加につれて110番通報も増えていますが、最近は駐車駆除の依頼が多く、対応に苦慮しているそうです。とくに人員にかぎりがある夜間、平日で40〜60件、休日には90件を超えることもある通報のうち、4割程度が駐車駆除。路上駐車だけではなく、契約外駐車の駆除依頼も多いといいます。契約駐車場については、車上荒らし対策もふくめて、照明を明るくする、防犯カメラをつける、契約者以外の立ち入り禁止措置など、防犯への協力を所有者や経営者に呼びかけることを検討しているそうです。


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