防災訓練でハシゴ車がデモンストレーション

(2002年11月1日)

写真は消防署員がデモの準備をするハシゴ車
撮影: 駒田房江/ガーデナヴィル市川妙典自治会

妙典公園まえ交差点にハシゴ車が出動し、デモンストレーションをおこないました。この訓練出動は、10月20日(日)に実施されたガーデナヴィル市川妙典(妙典6丁目)の防災訓練に合わせて実現したもの。たまたま公園を訪れていた家族づれからも注目をあびていました。

管理組合と自治会が
協同で訓練を実施

居住者数が50人以上のマンションなど共同住宅は、消防法上の防火管理が義務づけられる「防火対象物」となります。防火対象物の所有者や経営者は、防火管理上必要な業務の責任者として防火管理者を選任し、消防計画の作成や消防設備の点検と維持管理をおこなわなければなりません。

ガーデナは、妙典地区では最大規模の261戸・14階建て高層分譲マンションです。ここでは、区分所有者によるマンション管理組合と居住者によるマンション自治会が協同で防火管理にあたり、消防庁などの指導にしたがって年にいちど、自衛消防訓練(防災訓練)を実施しています。訓練当日は、妙典公園に集合する避難訓練のほか、水消火器を使った消火訓練や三角巾による救護訓練などが消防署員の指導でおこなわれました。

ハシゴ車の訓練出動は、防災担当役員の熱心な要請に市川南消防署が応えて実現しました。妙典初の14階建てとなるガーデナ竣工当時、管轄署には7階までとどくハシゴ車の配備しかなく、その後これが風評として広まったことがあります。マンション居住者のなかからも、「ハシゴ車は本当に最上階までとどくのか」という不安の声が出されたこともあり、今回のデモンストレーションが企画されたとのこと。


消防署では、初期の段階における対応がその火災による被害の程度を決定づけるとして、「自分のところは自分で守る」という自主防火管理の必要性を強調しています。現在の妙典周辺で多いのは、分譲よりは賃貸のマンションなどですが、居住者が積極的に参画するガーデナの防災訓練は、参考となる部分が多いとおもわれます。

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